プラスチック敷板に使う連結金具をご紹介!取り付け方法とは?

連結金具を使用することにより、敷板のズレ防止・飛散防止に役立ちます。

強化型プラスチック敷板こうじばんの連結金具はつぎの2種類です。

平板金具と門型ピン

門型ピン

地面に打ち込み固定しながら2枚のこうじばんを連結するのに役立ちます。平板⾦具に⽐べて装着が簡易ですが、使⽤環境により⾨型ピンが浮き上がることがあります。定期的にチェックして必要に応じてゴムハンマーで打ち込みください。柔らかい地質では⼟に打ち込む脚の部分が⻑い⾨型ピン(特注)をご⽤命ください。

平板金具

連結用穴に差し込み、2枚のこうじばんを連結します。打ち込みできない舗装路に使⽤します。また、⾨型ピンよりも確実に連結しますので、⾮舗装路でも⻑期間の現場では使⽤します。

必ず連結する必要がある?

こうじばんはズレにくいため、ほとんどの方は購入されません。ただ、現場や期間によって必要になることもあり、必要なときに購入されることが一般的です。強風で飛散しないように、敷板どうしを連結したり地面に固定したりすることもあります。

傾斜がある現場ではズレる?

傾斜がある現場では敷板がズレやすいため、連結することをご検討ください。ただ傾斜がきついと、連結していても、連結した敷板全体が下方にずれることもありますので、十分ご注意をお願いします。

連結金具は何本必要?

列で敷く場合は1枚あたり2本、面で敷く場合は1枚あたり3本が目安です。

【 例 】

⼀列施⼯の場合

敷板の各⾓にある連結⽳に連結⾦具を装着します。列に並べていくと最後の敷板には連結⾦具が不要となるため2 本を差し引きます。

計算式 : 敷板総数 x 2 本 − 2 本

計算例 : 5 枚 x 2 本 − 2 本 = 8 本 ※5 枚に8 本の連結⾦具を装着

⼀列施⼯の場合

⾯施⼯の場合

標準的な⾯施⼯では各敷板に3 本の連結⾦具が⽬安です。⾯の端に位置する敷板では連結が不要なため次の計算式により数を差し引きます。

計算式 : 敷板総数 x 3 本 −(縦軸枚数x 2 本)−(横軸枚数x 1 本)

計算例 : 20 枚 x 3 本 −(4 枚x 2 本)−(5 枚x 1 本)= 47 本

※縦4 枚、横5 枚、計20 枚に47 本の連結⾦具を装着

⾯施⼯の場合

敷設⽅法や連結⾦具タイプにより使⽤する本数が異なりますのでご相談ください。

連結する時のコツは?

プラスチック敷板は温度差で膨張するため、敷板と敷板との間には1センチほどの隙間をあけて敷設し連結する必要があります。

温度が上昇することによる膨張幅は次の計算式で算出します。

強化型プラスチック敷板こうじばんの熱膨張率は0.00012(⼀般のポリエチレンより⼩さい)です。

計算式 : 敷設全体の⻑さX 0.00012 X 温度差 = 膨張幅

計算例 : 120m X 0.00012 X(32℃ − 15℃)= 0.2448m

上記計算例では、敷設全体の⻑さ120m が、温度15℃から32℃に17℃上昇すると、32℃の時点で20.2448m に、約25cm 膨張することがわかります。

気温が上昇すると接している敷板どうしが⼲渉し、膨張しようとする⽔平⽅向の⼒の逃げ場がない場合、敷板が隆起します。隆起を回避するために、敷板と敷板の間に隙間をあけて敷設します。隙間は10mm から20mm 程度を推奨します。

連結⾦具を装着する際も、10mm から20mm 程度の隙間を空けるようにします。

こうじばん敷くときのポイント

平板金具の装着方法

敷板を直⾓に⽴てた状態で、平板⾦具の両端を連結⽳に挿⼊します。

平板金具

⽴てていた敷板を倒すと敷板どうしが連結されます。敷板を⼿前に強く引いてください。20mm 程度の隙間が空きます。

平板金具

※ 平板⾦具にはあそびがあり、敷板を近づけても10mm の隙間が空きます。

平板金具③

※ 敷板が斜めになっても、平板⾦具にあそびがあり隙間に余裕があります。

平板金具④

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